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ここでは、家族に関するよくある質問で、基本的なことを説明します。
1 祖父の不動産相続登記を放っていた のでもめそうなのですが?
私の父が亡くなり、母・長女の同意を得て私(長男)が相続することになりました。 ところが、父は祖父が死去したときに、「全財産を上げる」と言われていたのに、不動産の名義変更を行わず、遺産分割協議書も作成していないことがわかりました。 父が亡くなったときは、祖母・叔父が既に死去していて、現在はいとこ2人がいます。不動産の価額が上がっているので、いとこともめそうなのですが、どうすればいいですか
相続税の申告が不要であった場合、相続登記を何代も放置していても罰則がないため、登記名義人と実際の所有者が異なることはよくあることです。 ところが、いざ相続手続きで登記名義を変更しようとすると、同意を得なければならない関係者が多くなっていて、面倒なことが発生します。まして、口約束であげる、といった不動産が高額であれば、つきあいのない親戚でも黙ってはいないでしょう。 質問のケースの場合、祖父名義の不動産を長男名義にするには、祖父→父→長男と相続による所有権移転を2度行う必要があり、最終的に現在の2人のいとこの全員から同意を得なければなりません。 もし同意が得られないときは、家庭裁判所に遺産分割の申立てを行って解決を図ることになります。 やはり、相続税いかんにかかわらず、相続時に不動産・預金等の名義変更を迅速に行うことが、後の手続きの煩雑さを避ける意味で重要です。
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